エッセンシャルオイルは西洋漢方薬みたいなものだと思います。

エッセンシャルオイルは、一般的に日本ではリラクゼーションツールとして使われることが多いですね。


しかしながら、エッセンシャルオイルには植物に含まれている化学成分を集めたものであるので、人にとって非常に有用であり、嗅ぐだけでなく塗布、飲用することで多くのメリットがあるんです。

そのエッセンシャルオイルの有用性について、日本でのこれまでの常識とは違った、本来のエッセンシャルオイルの使い方についてお伝えします。

ぜひ、皆様も家庭で使われるようになってくださいね。

代替医療としてのエッセンシャルオイル

そもそもアロマが代替医療になりえるのかということですが、メンタルヘルスの観点から、さらには体への作用、およびの生活の質(QOL)の改善がみられるようです。


厚生労働省が発行している、がんの補完代替医療ガイドブックのP35には、アロマテラピーのページがあります。

ここでは、以下のように書かれてあります(抜粋)

アロマセラピーの臨床試験
アロマセラピーが、がん患者さんの生活の質(QOL)を改善するかどうかを検討する臨床試験は、比較的多く行われています。
その結果、緩和療法中の進行がんの患者さんでは、マッサージ(アロマオイルなし)のみを行った場合とアロママッサージを行った場合とで、精神症状や身体症状の改善効果を比較したところ、アロママッサージの方がマッサージのみよりも、より改善効果を認めたとの報告があります。
また、乳がん手術後の患者さんにアロママッサージを行い、不安感が軽減したとの結果もあります。
このように種々のがん患者さんにおいて、アロマセラピーを行うことによって生活の質を改善する可能性があることが分かります。しかし、有効性を認めなかったとする報告もあり、今後さらなる検討が必要と思われます。

主に、緩和療法中の患者さんに対するQOLの向上という観点で効果が認められているようです。

日ごろのケガにはアロマで十分かな

かれこれ10年くらい前からドテラ社のエッセンシャルオイルを使っています。

ロハス的には、できるだけ化学薬品を使わなくてもすむように、あまりにも行きすぎた西洋医療のやり方とは別の解決策を探してゆきたいと思っているので、それまでは漢方を習ったりしていました。自然農の川口さんの漢方講座などにも参加して勉強していたんですよね。

そこで体験したことは、漢方は優れた医学ではありますが、自分でやるとなると生薬の準備や煎じる労力などで、消耗してしまうんですよね。

その点、西洋のアロマ=エッセンシャルオイルは、植物から採取した化学成分の抽出液(エキス)なので、取り扱いが楽なことと、ダイレクトに体に作用するのが魅力なのです。

ですので、西洋医学も漢方も素晴らしい医療で、何よりも臨床の結果が出ているものですが、もう一つの選択肢として、エッセンシャルオイルの活用をしてゆきたいと思ったわけです。

エッセンシャルオイルとは

エッセンシャルオイルとは、いわゆるアロマオイルのことです。

エッセンシャルオイルは、植物に含まれている成分を、主に水蒸気蒸留法などで抽出したもので、植物に含まれている化学成分のエッセンスです。

「オイル」という名前が付いていますが、油ではなくて、水よりも軽い芳香族化合物です。
化学物質の集まりであって、油と言うよりもアルコールに近い感じです。

植物は、虫などを引き寄せたり、逆に寄ってこないようにするために、花や葉、木や根から独特の成分を分泌させていますが、その成分を集めたものがエッセンシャルオイルなんです。

漢方で利用する植物と同じように、植物ごとに含まれている成分が違うので、抽出されたエッセンシャオイルには植物ごとに成分が違っていて、心身に与える影響も違ってきます。

イギリス式とフランス式

アロマを勉強された方は、アロマの歴史なども勉強されておられると思いますが、大きく大別すると、アロマの利用法には、イギリス式とフランス式があります。

その特徴を簡単にまとめてみました。

フランス式 イギリス式
特徴 主に医薬品の代用として利用
初期は薬として利用されていたこともあり、主に薬品として普及
主に美容として使用
フランスから渡ってきて、主に美容として普及された
主な用途 塗布、飲用 芳香、塗布

日本におけるアロマの位置づけ

日本においては、フランス⇒イギリス⇒アメリカを経由してきたこともあって、主にはイギリス式の美容を中心とした使い方が主流となっています。

さらには、国の消費者保護の観点から、健康食品や健康器具などは厳しく制限されていることもあって、代替医療として薬のようなものとしては流通することができない事情もあります。

そのため、多くのアロマの教室では、アロマは雑貨扱いされていて、塗布や引用は禁止しているところも多く、そういう教育をされた方々の多くは、アロマは雑貨としてリラクゼーションツールだけに活用されておられる方が多いです。

・直接塗布なんてNG
・飲むなんて危険すぎる

など、批判されることもあります。
確かに注意すべきことはありますが、個人的には直接塗布や飲用もありだと思っています。

ただし、直接塗布や飲用するには条件があって、エッセンシャルオイルの品質がとても重要になってきます。

ドテラ社のオイルの品質

私が使っているのはドテラ社のエッセンシャルオイルです。

ドテラ社のエッセンシャルオイルは独自の品質基準としてCPTG基準を設けて、品質の維持に努めています。

ドテラ社のエッセンシャルオイルは純粋であること、植物から採取したエッセンス以外のものは含まれていないことを様々なテストなどを通して保証していて、その品質の証がCPTG認証制度なのです。

ドテラ社のエッセンシャルオイルの品質は、各ロット毎に開示されていて、source to youのサイトから確認することができます。

ロット番号を入れると、すぐにガスクロマトグラフィーの結果が出てくるようになっています。

オレンジ ロット番号182706bの結果

でもですね、この検査結果を見ても、我々素人にはどうなっているかはわからないんですよね。

しかし、この結果を公開していることで、第三者からのチェックなどにもさらされることになるし、ひとまず信頼性は高まっていると思います。

エッセンシャルオイルが代替医療で使える理由

そもそも、植物から抽出したものが代替医療として有効なのかということですが、これが使えるんですよ。なぜなら、抽出液は化学成分のエキスだからです。

抽出される成分は、植物ごとに違っています。

例えば、ペパーミント

ペパーミントから採れる化学成分は、主にメントール、リモネンやピネン、オシメンなどの成分が含まれています。

メンソールは聞かれたことがあると思いますが、一般には、歯磨き粉やガム、清涼剤などに含まれている成分で、すっきりさせる爽やかな清涼感向上の効果がありますよね。そのメンソールが多く含まれているのがペパーミントなんです。

同様に、ウィンターグリーンという植物の葉からは、サリチル酸メチルを主成分としたオイルが抽出されます。

サリチル酸メチルと言うと聞き慣れない言葉ですが香りを嗅ぐとすぐにわかると思います。

あの、湿布薬のツンと来るニオイです。サロンパスの匂いと言えばわかりますか。

あれはサリチル酸メチルの香りなんですね。

また、リラックス効果で有名なラベンダーですが、ラベンダーの花からは酢酸リナリルやリナロール成分が多く抽出されます。

この酢酸リナリルやリナロール成分は、神経を緩めて緊張をほぐす働きがあるとされています。

なので、リラクゼーションサロンなどでは、このラベンダーが多く使われているんですね。

このように、植物には有効成分が含まれているわけですが、この有効成分を科学的に合成することで、安価に大量に作るようにしたのが「薬」なんです。

植物から採取していたら採算が合わないので、化学的に合成しているというわけです。

だから、逆にいうと、エッセンシャルオイルを適切に使用すれば薬と同じように使える可能性が高いということです。

もちろん、エッセンシャルオイルは臨床試験などを経ていないので、薬と同じような効き目があるとは言うことはできませんが、今はようやく代替医療としても認められつつあるというところです。

代替医療としてのエッセンシャルオイルの使い方

それではそのような化学成分(芳香族化合物)の塊であるエッセンシャルオイルは、どのように使えばいいのでしょうか?

まずは、品質の高いエッセンシャルオイルを使うことです。

そのうえで、芳香、塗布、飲用することができますが、化学成分であるがゆえに、人の体とメンタルに作用します。

エッセンシャルオイル使用上の注意

  • オイルを直接塗布される場合には、事前にパッチテストされることをおすすめします。肌の強い方でも稀に赤くかぶれる場合があります。
  • また、すべてのオイルが飲用できるわけではありません。
  • 妊娠されている方、癲癇気質の方、特定の疾患で薬を飲まれておられる方は、ドクターの指示に従ってください。

芳香

気分転換したいときなどは、直接手に取って香りを楽しむことができます。

エッセンシャルオイルの蓋を取って、片手のひらを上に向けて、もう片方の手のボトルを高い位置に持って1滴たらします。
垂らしたら、両方の手をこすり合わせるように摩擦して、オイルに熱を与えて気化を促進させます。
その両手でお椀のような形にして鼻を覆います

鼻から深く吸い込むことで嗅覚細胞から刺激をしたリ、気管支や肺の細胞から化学物質を吸収させることができます。

塗布

部位に直接塗布することで、皮膚から化学物質を浸透させることができます。

この場合、肌の強さによっては皮膚障害を発生する場合があるので、あらかじめ皮膚の弱い部分に塗布してパッチテストされることをおすすめします。

お子さんの場合は、ココナツオイルなどで希釈して塗布するか、足の裏の皮膚が強い部分に塗布するといいでしょう。

飲用

ドテラジャパンが輸入している製品の中に、「食品添加物」として輸入許可を得ているものがあります。

その認可を受けているものは、食品添加物として使うことができます。

コップに水を入れて、そこにオイルを垂らして飲んだり、料理などに使うことができます。

エッセンシャルオイルが始めての方へ

エッセンシャルオイルにご関心がある方は、個別に使い方などについてお伝えいたします。

植物が持っている力を使って日々の健康に役立てていただければと思います。

高木おやじ

高木おやじ

投稿者プロフィール

物質文明が盛りの日本や世界で、どのようにして地球共存型の社会を築いてゆくことが出来るか。そんな手がかりを求めて福岡の街を歩き、良い変化をもたらしてゆきたいと思っております。

1962年生まれ、山羊座、A型、理系
穏やかなように見えて実は短気、なんとなくスジが通っていないと不機嫌。理論的でよく考えているようで実は間抜けなタイプ。20年の会社員生活を経て独立。基本ベジタリアン、

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

オススメ記事

  1. 2020-3-31

    ビーガンでも大丈夫なランチバイキング|糸島のダンザパデーラさん

    ビーガンでも大丈夫なカフェが増えつつありますが、糸島にもビーガンでも食べられるランチバイキングおお店…
  2. 自然食NIIHARA

    2016-10-22

    福岡浄水通のNIIHARAさんで、丁寧でオーガニックな食事をいただいてきました

    福岡の高級住宅街ともいえる浄水通り 薬院から福岡市動物園の高台まで続く、緩やかな坂の途中にあるのが…
  3. マクロビオティック住宅

    2016-4-5

    福岡工務店さんのマクロビオティック住宅を見学させていただきました。

    LOHASという観点から言うと、住まいも重要な要素で、古民家やエコ住宅というキーワードで関係してくる…

アーカイブ

ページ上部へ戻る