福岡市渇水対策

この記事は、過去アメバーブログに掲載していたものを移転したものです

水が貴重な資源であるということに、まだ多くの人は気づいていないように思います。

世界的に見れば、石油よりも水の値段の方が多い地域もあり、きれいな水が無料で飲める、というか水道の水が飲めるという国も多くはないようです。

水のことだけでも多方面の話が展開できそうですが、今日は福岡市の水のお話。

梅雨の時期なのに、雨がふらないので、水は大丈夫かな思ったわけです。

福岡市は昭和52年~53年(1978~79)に大渇水を経験しています。

私が高校生の頃です(汗)

記録によりますと、昭和53年の5月には、貯水率が20%を切っていたそうです。

それで心配なので、現在の貯水率を調べてみると・・・・

80%程度はあるようですね。

http://www.city.fukuoka.lg.jp/mizu/mizukanri/machi/002.html

あの「江川ダム」が75%ですから大丈夫でしょう。

福岡市民であれば、誰もが知っているであろう名前「江川ダム」です。

その大渇水を経験して、福岡市は、あることを実施しました

「節水コマ」の各家庭への設置です

何のことはない、水道の蛇口の中にコマのような部品を入れることで、流量を抑えるというもの

    コレが節水コマ
        ↓
節水コマ

福岡市の家庭の蛇口には必ず入っているはずなんですが・・・

でも、

最近はその節水コマの使用率が減ってきているらしい

その理由は・・・・

蛇口が、昔のようにひねるタイプから、上下レバーに変わリつつあるからだそうです(汗)。

消える節水コマ(西日本新聞 2001年の記事です)
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/0105/koma/sesuikoma.htm

あれから37年・・

いいのか福岡市!
大丈夫か福岡市!

150万都市にまで成長した福岡市。

東日本からの人の流入も多いのではないかと思われます。

「水と安全はタダ」という時代は、もうとっくの昔になくなってしまいました。

先日から書いている、東城先生の「家庭の勉強」ではないですが、きちんと家庭で水の大切さ、ありがたさを教えていれば、節水コマなど無くても、いつも節水になるんだろうなと思うわけです。

きちんと家庭から。

それが広がることで「水と安全はタダ」という時代を取り戻したいと思います。

アバター画像

高木十四郎

投稿者プロフィール

物質文明が盛りの日本や世界で、どのようにして地球共存型の社会を築いてゆくことが出来るか。そんな手がかりを求めて福岡の街を歩き、良い変化をもたらしてゆきたいと思っております。

1962年生まれ、山羊座、A型、理系
穏やかなように見えて実は短気、なんとなくスジが通っていないと不機嫌。理論的でよく考えているようで実は間抜けなタイプ。20年の会社員生活を経て独立。基本ベジタリアン、

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


オススメ記事

  1. 2020-3-31

    ビーガンでも大丈夫なランチバイキングをお願いしてみました|糸島のダンザパデーラさん

    今回は事前に予約をしてヴィーガンメニューをお願いして、特別に作っていただいたメニューが多く含まれ…
  2. 自然食NIIHARA

    2016-10-22

    福岡浄水通のNIIHARAさんで、丁寧でオーガニックな食事をいただいてきました

    福岡の高級住宅街ともいえる浄水通り 薬院から福岡市動物園の高台まで続く、緩やかな坂の途中にあるのが…
  3. マクロビオティック住宅

    2016-4-5

    福岡工務店さんのマクロビオティック住宅を見学させていただきました。

    LOHASという観点から言うと、住まいも重要な要素で、古民家やエコ住宅というキーワードで関係してくる…

アーカイブ

ページ上部へ戻る