ペルチェ式温度差発電

ペルチェ
耳慣れない言葉ですが、ワインを飲まれる方はご存じかもしれません。

今では家庭用にもワインセラー(保冷庫)が販売されているわけですが、普通の冷蔵庫にワインを保管すると、湿度の管理が適切にできないのと、その他の問題として、ワインに大敵の振動があります。

普通の冷蔵庫は、冷却にフロンやアンモニアなどの冷媒を使っており、それをモーターで圧縮・開放させることにより、冷却効果を得ているわけです。
エアコンも同じですね、

しかし・・・

電気を与えると、熱の移動が起こる素子を発見した人がいます。

それが、フランス人のペルチェ氏
2種類の半導体の接点に電気を流すと、その片側は発熱、もう一方は冷却するという特性を見つけたわけです。

その冷却効果を使って作った冷蔵庫が、ペルチェ式ワインセラーとして販売されており、モーターを使っいないから振動せず冷却もするので、ワインの保管にピッタリというものです。

ペルチェ式の振動しないワインセラー

実は、もっと身近にはこんなものも出ている・・

ペルチェ素子を使った、USBミニ冷蔵庫
会社ですでに使っている人もいるかも。

さてさて・・

電気を流すと回るモーターですが、逆に、モーターを回すと電気が流れることは皆さんご存知。

面白いもので、このペルチェ式の冷蔵庫。
一方を熱して、もう片方を冷却すると電気が流れるんです。

そう!、発電機になる。

ようするに、温度差があれば電気ができるというわけ。

最近注目を浴びているのが、この「温度差発電」なんですね。

温度差発電といえば、これまでは海の上層部と深層部の温度差を利用したものなどがありますが、最近の温度差発電は、近くの温泉でOK

お湯があれば、電球が点く(笑)

・・・というか、家庭にあるムダに逃げている熱を利用するだけでよいそうだ。

ペルチェ式温度差発電

ロウソクでも、ロウソク以上の灯りが灯るんですから。
 ↓

このペルチェ式温度差発電装置は、実は、もう普通に売ってました(笑)

あとはコレをどれだけ商業ベースに載せられるかといいうことでしょうね。

政治家や大手企業は、原子力村の住人ですから、こんな便利なは無視ですからね。

我々民間レベルで進めるしか無いでしょう。

温泉街などは、もうすぐにでも導入可能ですね。

あとはもう少し性能が上がって、普通の家での排熱や太陽熱でも発電できるようなコンパクトな装置になると嬉しいですが。

民間レベルでは色んなところに希望がありますが、
支配者層が脅され賺されている限り、陽の目は見そうにないですね。

草の根でやってゆきましょう。

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高木十四郎

投稿者プロフィール

物質文明が盛りの日本や世界で、どのようにして地球共存型の社会を築いてゆくことが出来るか。そんな手がかりを求めて福岡の街を歩き、良い変化をもたらしてゆきたいと思っております。

1962年生まれ、山羊座、A型、理系
穏やかなように見えて実は短気、なんとなくスジが通っていないと不機嫌。理論的でよく考えているようで実は間抜けなタイプ。20年の会社員生活を経て独立。基本ベジタリアン、

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